旧統一教会への解散命令の必要性

東京地方裁判所の皆さまへ―織り込みずみかと存じますが、市井の声としてポストします。解散命令請求の際に論点となった三要件のうち、「継続性」についてです。以下、諸説を引用・検討した結果、「継続性がある」と判断するに至った理由を述べます。 以下の…

宗教と金(1)

このブログの主旨は、「宗教ないしスピリチュアル活動による魂の救済と世界平和は、金品と無関係であり、両者を関連づける宗教団体によるすべての行為に反対」というものである。 ※以下「魂の救済」で意味しているのは、救われていない先祖の霊の救済(成仏…

「憎い!」は悪い感情なのか?

「憎い」カテゴリーの感情は各種あるが、その発端に自分というものがないものから、あるものへと私なりに濃淡を並べると、こうなる。 無関係なことへの怪しからん⇒ 当事者としての怪しからん⇒ 嫌い⇒ 憎い⇒ 恨めしい 最初の二つは、義憤(公憤)といわれてい…

前世(過去世)の因縁って、あるのかな。

以下は、前世(過去生)のカルマ(因縁)があるという前提で書いている。 個人的なイメージだが、人生は巻物に描かれた地図の上を歩んでいるようなものだと思う。巻物なので、遠い先は見えない。もちろん選択の余地はあり、道(因縁)が枝分かれしていて、ど…

政教分離と政教一致―雑録

デンマーク王国は、憲法第四条で、福音ルーテル教会を国教と定めている。ルター派のキリスト教だ。これは、政教一致または政教不分離の形態の一つだろう。国教の維持のために、信者には教会税というのが課されている。しかし、「自己の信条・・・の故に・・・権利…

心の中からの声―自分にとっての何かを選ぶということ

日常生活は選択の連続だ。とくに、自分(達)にとって何かを買う、使う、借りる、決める、を我々は繰り返している。そのとき、周りや世の中への配慮を気づかせてくれるのは、自分の心の中からの声だ。 先日、スーパーである客が一番いいバナナを買おうと、バ…

『日蓮の手紙』を読んで

『日蓮の手紙』(植木雅俊訳、2021年、角川ソフィア文庫)を読んで、日蓮のイメージが変わった。細やかで素晴らしい指導者だと今や思う。そして、博覧強記かつ実行力に満ちた人だったのだろう。 日蓮が、信者の四条金吾に宛てた手紙の中に、崇峻天皇殺害の歴…

朝の日課―7回の合掌

昔~し、オヤジが言ってた。80年以上前の九州の風習。 朝起きたら、まず外でお日様(陽の神様)の方向に合掌、井戸(水の神様)に合掌、竈(火の神様)に合掌、神棚に合掌、仏壇に合掌、・・・・・・後は何だったかな。 全部で7回と聞いたような。丑寅(うしとら:…

福田ますみ氏の『Hanada』論説(2023年3・6月号)への書評・疑問―(5)まとめ―

結局、福田ますみ氏が、月刊『Hanada』の2023年3月号と6月号に載せた論説を何度読み返しても、「小川さゆり氏の主張が虚偽だ」と納得できる根拠はどこにもなかった。 福田論説の6月号では、冒頭に世界平和統一家庭連合が、立憲民主党の石垣のりこ議員にたい…

福田ますみ氏の『Hanada』論説(2023年3・6月号)への書評・疑問―(4)母親からのお金の無心と給与の支払い日―

福田ますみ論説の6月号では、小川さゆり氏が母親にアルバイト代を取られたとする件について、さゆり氏の主張を「嘘である」(6月号、300頁・中段)と断定している。この件についての福田氏の論旨とその根拠は、非常にわかりづらく、さゆり氏の説明が嘘である…

福田ますみ氏の『Hanada』論説(2023年3・6月号)への書評・疑問―(3)セクハラ問題―

小川さゆり氏が著書などで告発した、修練会中での男性班長からのセクハラ疑惑については、重大な案件であり、メールの有無以外に証拠・証言が確認できない以上、踏み込んだ判断が難しいと感じる。我が存念は別として、不用意なことをここで書くことはできな…

福田ますみ氏の『Hanada』論説(2023年3・6月号)への書評・疑問―(2)脱会理由の「矛盾」?―

福田氏は、小川さゆり氏の主張内容について、「言うことがコロコロ変わる」とか「矛盾がある」と批判している。たとえば、福田論説3月号の50頁の上段から中段にかけて、小川氏が教団から脱会した理由について、「脱会のきっかけは、(親による―星本、補足)…

福田ますみ氏の『Hanada』論説(2023年3・6月号)への書評・疑問―(1)論説の意義―

福田ますみ氏による両論説(以下、敬称略で「福田論説」などと表記する)の意義はそもそも何だろうか。今回は、この論説の効果について感想を述べる。 「両親が覚悟の独占告白 国政を動かす『小川さゆり』の真実」と福田論説3月号のタイトルにあるように、小…

福田ますみ氏の『Hanada』論説(2023年3・6月号)への書評―(序)目的と主旨―

これから掲載してゆく一連のブログは、福田氏が月刊『Hanada』に2023年の3月と6月に掲載した、二つの論説にたいする、市井の一読者・星本からの辛口の書評である。両論説の中で氏は、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)での自身の体験を告発した小川さゆり…

閻魔帳は存在するのか?

いろんな宗教で、霊界には各人の言行がすべて記録されている帳簿がある、と説いている。たとえば『コーラン』(クルアーン)には、次のように記載されている。 「己が帳簿(前世、現世での所業が細大洩らさず記入されている帳簿)のところへ呼び寄せられ・・・…